概要
ベインキャピタル(Bain Capital Private Equity, LP)(プライベートエクイティ投資事業・投資助言業等)は、2023年8月17日、㈱BCJ-74(株券等取得所有、支配管理会社)を通じて、印刷インキ(オフセットインキ・グラビアインキ等)、印刷機及び印刷関連機材(ブランケット 等)、機能性樹脂、精密分散品等の製造販売を手掛ける㈱T&K TOKA(東証PRM4636、2023年3月期純資産491億円、総資産678億円、売上高436億円、営業利益4億円)を非公開化(完全子会社化)することを目的とする一連の取引の一環として、T&K TOKAの普通株式を公開買付けにより取得することを決定したと発表した。
狙い
- 豊富な投資経験に基づくハンズオン経営支援。
- 中長期の成長に向けた既存経営陣を支える人材及び組織基盤の強化。
- M&A及びPMIの支援。
所感
同社は、T&K TOKAがUVインキ市場において築いてきた実績を評価。具体的には、付加価値の高い製品を提供し続ける技術力・開発力、顧客ニーズにきめ細かく対応できるサービス力、国内外における顧客との強い信頼関係及びブランド力、これらを支える専門性の高い人材、の4点を強みと認識し、潜在的な成長余地を有する企業と判断した模様。同社による経営支援を通じたT&K TOKAのバリューアップが注目される。
株式会社T&K TOKA(証券コード:4636)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ
以上
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