ボードルアが事業計画及び成長可能性に関する事項(2023年5月)を発表

概要

 ㈱ボードルア(東証GRT4413)は、2023年5月19日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。

事業内容

 ITインフラストラクチャにおける、ITコンサルティング、設計構築を行うマルチベンダー構築支援、運用保守を行うマネージドサービス、オンプレミスだけではなくクラウド上でITインフラストラクチャを稼働させるクラウド基盤導入支援。

強み
  • ITインフラストラクチャ領域の高いスキルによって競争力の高いサービスを提供。
  • 未経験から高度専門人材へ早期育成フローの仕組みを確立。システム設計~先端技術プロジェクトマネジメント人材まで社内で育成。
  • 継続性の高いストックに繋がるビジネスへの展開。上流から下流工程をサービス内容×時間別・プロジェクト別で受注し、ストックビジネスへとつなげる。
中期経営計画

 2026年2月期の数値目標は、売上高112億円(2023年2月期実績52億円)、営業利益20億円(同9億円)、とした。

リスク
  • 同社グループが今後事業の拡大を図るためには、優秀な人材の確保及び育成が必須となる。同社グループは、積極的に人材の採用及び育成を進めている。しかしながら、人材採用及び育成等が計画どおり進まない場合、大量離職が発生した場合等には、必要な人材を確保することが困難となり、同社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性がある。
  • 同社グループでは、事業拡大のため、M&A等の投資活動を行っている。買収後に偶発債務の発生や未認識債務の判明等事前の調査で把握できなかった問題が生じた場合、事業の展開等が計画どおりに進まない場合、のれんの減損処理を行う必要が生じる等、同社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性がある。
  • 同社グループは、顧客企業のIT構築の要望に迅速に応えるために、日々進化するIT技術等に迅速に対応することで事業活動を拡大している。しかしながら、今後の技術革新への十分な対応ができなかった場合及び景気低迷等により顧客企業のITへの投資が減少した場合には、顧客企業からの受注が減少し、同社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。
所感

 同社は、IT技術の進化により、 ITインフラストラクチャにおいても先端技術を取り入れシステムが複雑化し、より専門性が高いサービスが求められる時代へシフトすると認識。ITインフラストラクチャサービスに特化した専門事業者として、システム開発会社やファシリティ工事業者との差別化を図っている。同社において、ITインフラストラクチャ分野で成長が著しい技術領域(クラウド、セキュリティ、無線LAN、SDN(Software-Defined Networking)、仮想基盤、ロードバランサー等)におけるナレッジの蓄積が進むことで、同社の更なる成長が期待される。

事業計画及び成長可能性に関する事項

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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