CEホールディングスが「中期経営計画2026」を発表

概要

 ㈱CEホールディングス(東証STD4320)は、2023年11月27日、2026年9月期を最終年度とする3か年の中期経営計画「中期経営計画2026」を発表した。

 2026年9月期の数値目標は、売上高20,000百万円(2023年9月期実績13,632百万円)、営業利益2,100百万円(同1,254百万円)、とした。

施策
  • 電子カルテシステム関連:医療DXにおける医療情報標準化や政府モデル地域病院における電子処方箋導⼊への積極的対応。販売パートナーとの連携強化(電子カルテシステムの開発から販売までの協働推進)。クラウド型電子カルテシステムのユーザー数拡⼤。スマートデバイス活⽤による電子カルテシステムの利⽤シーン拡⼤。サイバ―攻撃や災害等に対し、セキュリティ及びソフトウェア資産保全等の対策強化。
  • 医薬品・医療機器 開発支援:イメージング事業は海外提携先の活用や拡大と、社内の海外対応⼒(人材・システム)強化。SaMD販売は国内外での販売強化。自社開発SaMD(PMAneo)の保険収載。SaMD承認取得⽀援事業は既存顧客との関係強化、新規顧客の獲得。
  • PHR(Personal Health Record)サービス関連:短期間で普及展開し、ユーザー数を獲得。電子カルテシステム連携や、予約/決済等の機能追加を順次実施、ユーザー利便性を向上。他社のWeb問診サービスとも連携し、既存ユーザー取り込みも含めて事業のすそ野を拡⼤。
  • デジタルマーケティング支援:広告・マーケティング商材の販売強化(売上基盤の領域拡大)。生成AIを活用したマーケティングの伴⾛支援(広告制作と広告管理でのAI活用)。メディカル・ヘルスケア領域のマーケティング⽀援を推進。教育事業の実施体制・研修講座・オンラインコンテンツを強化。
所感

 同社は、既存事業の収益拡大、既存事業の強みを生かした新たなサービスビジネスの創出、既存事業に次ぐ成⻑事業の創出を掲げ、他社との提携やM&Aを積極的に推進する方針を打ち出している。今後は、収集/蓄積されたデータを構造化し、他分野のニーズに応じて加工/分析出来る枠組みを構築し、国/自治体、保険会社、製薬会社等での2次利用を目指す。同社の今後の取り組みが注目される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆

「中期経営計画 2026」策定に関するお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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