概要
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン㈱(東証GRT6085)は、2024年10月21日、大和ハウス工業㈱(東証PRM1925)の子会社で、省エネを推進するESCO事業・省エネを実現するエネルギー管理事業、環境調和、環境保持のための事業・環境商品の開発、建築設備の企画・設計・施工、風力発電事業・太陽光発電事業等を手掛ける大和エネルギー㈱(2024年3月期純資産11,222百万円、総資産31,077百万円、売上高22,800百万円、営業利益3,086百万円)との業務提携を発表した。
狙い
大和エネルギーは、全国で160ヵ所・308MW(2024年3月現在の保有数)の再生可能エネルギー発電所を展開しており、事業計画の立案から建設、運用・保守まで一貫して自社で実施可能な知見と機能を有しており、オンサイトPPAでは、10ヵ所・13MWを展開している。また、大和エネルギーは、エリーパワー㈱(大型リチウムイオン電池および蓄電システムの開発、製造、販売)の販売代理店でもあり、再生可能エネルギー全般に関する知見やノウハウを持っている。アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは、大和エネルギーと業務提携することで、双方が有する事業上のネットワークなどの経営資源を相互に活用、売上高、取扱高の増収を目指す。
- エリーパワーの、特に住宅向け蓄電池関連製品販売に関する包括的な業務提携。
- エリーパワーの業務用蓄電池の企画販売業務。
- 太陽光関連事業に関する包括的な業務提携。
- 太陽光関連施設に関する企画・設計・施工・メンテナンスまでの業務。
- その他。
所感
アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは、子会社のESJ㈱の組織改編、事業目的の変更を行い、太陽光発電所建設事業、蓄電池設備事業、電気通信設備建設事業及び建設工事を中心とした事業展開を行っていく方針を打ち出している。本件業務提携は、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンの太陽光・蓄電池等事業の業務体制構築に資する戦略的提携であり、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンの今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆☆
以上