概要
イーレックス㈱(東証PRM9517)は、2023年5月12日、2026年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)を発表した。
2026年3月期の数値目標は、売上高2,787億円(2023年3月期実績2,963億円)、経常利益146億円(同152億円)、とした。
施策
- 小売料金の見直し、DR(Demand Response)・コーポレートPPA(Power Purchase Agreement)への注力。
- 発電・燃料一体の徹底的な効率化。
- 高効率大型バイオマスPJ、トランジション事業の推進。
- ベトナムハウジャンバイオマス発電所、台湾魚電共生型太陽光発電所、カンボジア水力発電所の運転開始。
所感
同社2023年3月期業績は、夏場のJEPX高騰時の卸売(トレーディング)や高圧小売の値上げによる利益改善等から、売上高、経常利益共に過去最高を更新した。同社は、本中期経営計画期間を海外成長戦略への準備期間と位置づけ、今後、ベトナムでの燃料・発電事業の迅速な推進等を進め、2031年3月期に海外売上高比率を3割強にまで高める。同社の今後の飛躍が期待される。
以上
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