概要
イーレックス㈱(東証PRM9517)は、2023年11月10日、中期経営計画(2024年3月期-2026年3月期)の数値目標の下方修正を発表した。
2025年3月期の修正後の数値目標は、売上高200,000百万円(修正前242,300百万円)、営業利益4,780百万円(同7,700百万円)、とした。
背景
当初の計画においては、小売需要に対して十分な相対契約電源を確保し、JEPX(Japan Electric Power Exchange)の価格上昇時には一定の利益が生じることを前提としていたが、今回の計画においては、JEPX価格の変動による影響を極小化することを前提としている。具体的には、2022年度に調達した割高の電力の契約が満了し調達が安定化する事や、2025年3月期は、市場連動を軸とした販売メニューの割合が大宗を占める計画であることなどを踏まえ、JEPX価格の変動に大きな影響を受けずに安定的な収益を確保する計画へと見直しを行った。また、同社の糸魚川発電所の発電コストについては、世界的な石炭価格の低減を反映するなど、足元の経済情勢を鑑み、売上高及び利益について見直しを行った。
以上
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