概要
㈱ユカリア(東証GRT286A)は、2025年2月14日、看護師紹介・派遣業務、訪問看護(在宅看護)サービス業務、健康管理・疾病管理およびその支援事業、外国人患者受入業務を手掛ける㈱スーパーナース(2024年3月期純資産163百万円、総資産1,835百万円、売上高7,762百万円、営業利益20百万円)との資本業務提携を発表した。
狙い
スーパーナースは、「ナース×医療、を変革し、不安とリスクのない社会を目指す」という理念の下、「必要な看護人材を、必要な時に、必要なだけ供給する」ため、また「看護師の新たな活躍の場をつくる」ため、公的保険制度の下で看護を行う「パブリック看護人材事業」と、公的保険制度が適用されない領域で看護を行う「プライベート看護事業」を展開している。ユカリアは、スーパーナースと資本業務提携することで、スーパーナースが提供する看護師派遣専門サービスとユカリアの病院運営ノウハウを融合させ、医療・介護の現場が抱える課題の解決に寄与する新たな仕組みの構築を目指す。
- 医療現場の業務負担に応じた柔軟な人員配置の実現を目指す。これにより、人材不足の解消や医療現場の効率化を図り、看護師の負担軽減と医療サービスの質向上に貢献する。
- 看護師が働きやすい職場環境の整備を支援するとともに、施設運営の効率化や経営基盤の強化を目指す。
- 両社の強みを活かした次世代型の付加価値サービスを開発することで、医療・介護現場の課題解決を包括的に支援する。
所感
ユカリアは、「ヘルスケアの産業化」というビジョン、「変革を通じて医療・介護のあるべき姿を実現する」というミッションを掲げ、病院・介護施設の経営の安定化、医療・介護従事者の働きがいや所得の向上、患者・要介護者のウェルビーイング、という三方良しの実現を志向。医療・介護従事者の採用コストの上昇、採用競争力の低下、早期退職など、医療機関や介護施設が抱える人事課題の解決に向け、人事制度策定、人材採用に係るソリューションを提供している。本件資本業務提携は、ユカリアのソリューション強化に資するものであり、ユカリアの更なる成長が期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆
株式会社スーパーナースの株式取得(持分法適用関連会社化)に関するお知らせ
以上