カヤックがスポーツ総合サービスの㈱スクールパートナーの株式取得(子会社化)を発表

概要

 ㈱カヤック(東証GRT3904)は、2023年9月1日、スポーツ総合サービス事業を手掛ける㈱スクールパートナー(2023年3月期純資産▲162百万円、総資産672百万円、売上高1,221百万円、営業利益▲32百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。

狙い

 スクールパートナーは、埼玉西武ライオンズベースボールスクールをはじめとした幼児・小学生向けスクールから高齢者にターゲットを絞ったフィットネススクールまで、幅広い年代に向けてスポーツスクールを行っている。また、海外においても、ベトナム、シンガポールなど東南アジアを中心にスクールパートナー独自の指導スタイルを展開している。更に、IT技術を駆使したスポーツソリューションや運用方法のコンサルティングなど、多岐にわたって事業を拡大している。同社は、スクールパートナーを買収することで、既存のスポーツ領域のみならず、動画作成や配信、まんが、カードゲームなど、子どもたちの多様な関心領域やコンテンツをテーマにした教育サービスの開発、提供を目指す。スクールパートナーが有するスクール事業の知見と、同社がもつコンテンツ開発やコミュニティ活性化の技術を組み合わせ、新しい教育事業を展開する。

所感

 同社eスポーツ事業は、連結子会社ウェルプレイド・ライゼスト㈱がeスポーツ大会の企画・運営、プロ選手や実況解説者などのタレントマネジメ ント、自社eスポーツリーグの運営、eスポーツの普及・教育活動、ゲーム大会の管理システム「Tonamel(トナメル)」の開発・運営等を行っている。また、㈱ゲムトレがゲームのオンライン家庭教師サービスを提供、㈱eSPが小学生向けeスポーツ教室を運営している。本件M&Aは、同社eスポーツ事業とのシナジーを企図した戦略的なものであり、同社の今後の事業展開が注目される。

  • 挑戦度☆
  • 戦略度☆☆☆
  • 期待度☆☆☆

株式会社スクールパートナーの株式取得(子会社化)に関するお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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