概要
鴻池運輸㈱(東証PRM9025)は、2024年9月27日、インド国営の鉄鋼スラグ処理事業会社であるFerro Scrap Nigam Limited(2024年3月期純資産4,485百万円、総資産7,698百万円、売上高7,562百万円、当期純利益1,129百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
Ferro Scrap Nigamはインド国内の製鉄所で副生されるスラグ(製鉄過程で発生する副産物)の処理、スラグ中に含まれる金属成分の回収および利材化を目的とした加工、ならびに取扱品の物流事業を展開している。
- インドは、現在世界第2位の粗鋼生産量(1億4千万トン(2023年実績))を誇り、2030年までに3億トンまで能力を引き上げることを政府が公表している。今後インドが世界の鉄鋼業界をけん引する国となることが見込まれており、インドにおける鉄鋼事業の基盤を構築することを目指す。
- 鴻池運輸は、Ferro Scrap Nigamのスラグ処理等の主要業務に関するノウハウを有しており、Ferro Scrap Nigamへの技術導入など鴻池運輸とのシナジー発揮を図る。
- 今後は鴻池運輸とFerro Scrap Nigamの間で人的・技術面での交流を通じて、インド市場での新たな収益基盤を確立し、企業価値の向上を目指す。
所感
鴻池運輸は国内の製鉄所で製鉄原料管理、鉄鋼製品の加工・梱包、物流、設備メンテナンスなど多岐にわたる業務を展開。本件M&Aは、鴻池運輸の成長戦略の1つであるグローバル展開の一環であり、アジア諸国・北中米を中心とした国々の状況に応じた高品質・高付加価値の幅広いサービスの提供を目指す。鴻池運輸の今後のグローバル事業の成長が期待される。
- 挑戦度☆☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆
「Ferro Scrap Nigam Limited」の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ
以上