概要
㈱ニーズウェル(東証PRM3992)は、2023年8月21日、2025年9月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2023年9月期-2025年9月期)を発表した。
2025年9月期の数値目標は、売上高130億円(2022年9月期実績67億円)、経常利益18億円(同7億円)、とした。
施策
- 物流ビジネス:物流業界の課題を解消する物流ソリューションを創出。物流機器メーカーとの協業。SmartWMS×AIによる機能拡張(物流の2024年問題に対応)。
- AIビジネス:業務の自動化・効率化を支援する「Work AI」を提供。「Prophetterシリーズ」に業務特化したサービスラインナップの追加。顧客と共にPoCからAIシステムを創出。「ChatDocument」の受注拡大。産学協同で生成AIを活用したソリューションを開発。
- ソリューションビジネス:サブスク提供による継続サポート。他ソリューションとの連携による機能拡張、開発コスト削減・期間短縮。販売代理店の開拓による販売促進。
- ITアウトソーシングビジネス:・業務提携による長期体制構築と受注拡大。
- マイグレーション開発ビジネス:ニアショア拠点の活用。金融系案件の受注拡大。品質テストサービス(検証ツール活用)。
所感
同社は、マイグレーション開発、ITアウトソーシング、物流、AI、ソリューションの5つのビジネス分野を強化すると共に、ストック売上拡大、ローコード開発、エンドユーザー取引拡大によって収益性を向上させる。また、開発・提案体制を強化するため、上流工程からプロジェクトに参画できる優秀な技術者や提案型営業が可能な人材を採用・育成する。既存事業とのシナジーが期待できる、物流システム関連技術、コネクティッド関連技術、AI、IoTの要素技術、Webソリューション関連技術等を有する企業のM&Aも追求し、経営基盤の強化を図ることで、同社の更なる成長が期待される。
以上
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