日本ヒュームが杭打工事の㈱中部基礎の株式取得(子会社化)を発表

概要

 日本ヒューム㈱(東証PRM5262)は、2026年6月26日、杭打工事、土木工事、コンクリート製品販売工事、総合リースを手掛ける㈱中部基礎(2025年3月期純資産1,410百万円、総資産1,898百万円、売上高491百万円、当期純利益24百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。

狙い

 中部基礎は、豊富な施工実績と高い技術力を有する基礎工事会社。日本ヒュームは、中部基礎を買収することで、全国規模での施工対応力を強化すると共に、これまで築いてきた全国の協力施工会社との連携をさらに深化させ、工事内容や地域特性に応じた最適な施工体制の構築を目指す。

  • 設計・製造・施工が一体となった事業体制を強化し、顧客へより安定した施工体制と高品質なサービスを提供すると共に、杭抜き工事や地盤改良など周辺事業への展開を進めることで、基礎事業全体の事業領域を拡大し、収益基盤の強化を図る。
  • 施工会社をグループ化することで、施工現場で培われる知見を設計・製造・研究開発へ迅速に反映できる体制を構築すると共に、施工者の視点に立って全国の協力施工会社との技術・品質・安全に関する連携を強化し、施工ネットワーク全体の競争力向上を図る。
  • 現場で培われる知見を活かし、顧客の課題や施工条件を踏まえた、設計・製造・施工を一体とするより実践的なソリューションを提供すると共に、ICT施工管理システム「Pile-ViMSys」の高度化や新工法の開発を加速する。これにより、施工品質・生産性の向上を実現すると共に、施工現場の省人化・自動化を推進し、次世代の施工技術の確立を目指す。
所感

 日本ヒュームは、中期経営計画「26-30計画」において、基礎事業を収益基盤と位置付け、その競争力強化に取り組んでいる。近年、建設業界では担い手不足が深刻化する中、施工能力そのものが基礎事業の競争力を左右する重要な経営資源となっているとの認識のもと、特に大型基礎工事では、高度な施工技術を有する施工会社が限られることから、地域を越えて工事を担うケースもあり、全国規模で施工対応力を確保・強化することが顧客への安定した施工サービスの提供と持続的な事業成長に不可欠であると考えている。本件M&Aは、日本ヒュームのソリューション強化に資する戦略的M&Aであり、同社の更なる飛躍が期待される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆☆
  • 期待度☆☆☆

株式会社中部基礎の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

以上

M&A・株価算定で全国対応の三澤公認会計士事務所

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