概要
ニシオホールディングス㈱(東証PRM9699)は、2023年11月10日、2026年9月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2024年9月期~2026年9月期)を発表した。
2026年9月期の数値目標は、売上高2,200億円(2023年9月期実績1,856億円)、営業利益190億円(同163億円)、とした。
施策
- 建設ロジスティックス:建設現場向け資材の「ラストワンマイル」輸送や建設現場内資材運搬の事業化を目指す。ロジスティックス能⼒を向上させ、半導体工場など大型現場の受注拡大。
- 仮設のチカラ:⼟地暫定利用や地域の賑わいづくりを仮設でサポートする。都市再開発の初期から関与することにより、大⼿建設会社やディベロッパーとの協⼒関係を強化する。
- 建設DX:無線メッシュLANシステム「PicoCELA」を建設現場の基盤インフラと位置づけ、それをベースに様々なソリューションを提供。海洋⼟⽊、地盤改良、トンネル掘削など特定分野のDX活用を深耕。
- 海外:フォークリフト・AWP・大型発電機など得意分野を深耕。海外で2社程度のM&Aを実施。
所感
同社は、国内建機レンタル事業と周辺事業(運送物流事業、イベント事業)の融合を図ることで、レンタル事業を新たな成⻑産業に進化させる方針を打ち出している。本中期経営期間中は、新たな成⻑産業として再生するための成⻑投資を最優先とし、レンタル資産投資1,249億円、M&A投資・事業用⼟地建物(大型案件)309億円の投資を予定する。同社の今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
「中期経営計画」(2024年9月期~2026年9月期)策定のお知らせ
以上
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