概要
㈱オーテック(東証STD1736)は、2023年9月25日、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表した。
現状評価
- ROE7.0%(2023年3月期)
- 配当性向35.6%(2023年3月期)
- PER8.95倍(2023年3月期)
- PBR0.61倍(2023年3月期)
PBRが低位に留まる理由としては、直近2年間についてはROEが8%を下回って推移していること、成長性に関して株主や投資家の理解を十分に得られていないこと、配当政策が抽象的であることなどが影響していると評価している。
方針・取り組み
- 建物のエネルギー高効率化に貢献できる自動制御システムの推進。
- 省エネルギー提案の強化とソリューションビジネスの推進。
- 施工物件に対するメンテナンス契約割合の向上。
- グループ連携による事業領域の拡大。
- 放射(輻射)冷暖房システムの認知度向上と導入率向上。
- DXの推進による業務改革・業務効率化の実現。
- M&Aや資本・業務提携による事業拡大。
- 株主還元の強化。(株主資本配当率DOE3.2%以上を目指す。)
- 既存資産の有効活用、営業拠点の効率的配置。
- 政策保有株式の見直し。
- 人的資本経営への取り組み(各種研修制度の充実、人材の確保、社内環境整備)。
- コーポレートサイトによる財務情報、非財務情報の情報発信の充実。
- 決算説明会の内容充実(決算説明会資料の見直し、個人投資家向け会社説明会の実施)。
- 長期ビジョンの策定による成長戦略の提示。
以上
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