概要
㈱プラスアルファ・コンサルティング(東証PRM4071)は、2024年6月14日、コンサルティング事業を手掛けるディー・フォー・ディー・アール㈱(2024年3月期純資産105百万円、総資産144百万円、売上高167百万円、営業利益25百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
- 未来志向の情報発信機能の獲得:人事関連分野をリードするためには、単なるサービス提供に留まるのではなく、中長期的な将来の姿を見据えたサービス開発と顧客啓蒙が重要になる。ディー・フォー・ディー・アールが行ってきた未来ビジネスを俯瞰しながら顧客のビジネス支援に結びつける力や情報発信力、およびネットワーク力を活用することで、同社グループのサービス開発や情報発信およびブランディングの強化につなげる。
- 実践的な上流コンサルティング機能の獲得:ディー・フォー・ディー・アールのコンサルティングでは、リサーチ分析 → 戦略立案・企画 → 実行・伴走 などフルラインでのサービスを提供するほか、顧客の人材育成や組織構築を支援するプログラムを提供している。同社グループの顧客に対して、これら上流工程からの支援サービスを提供することで、更なる付加価値を提供する。
所感
同社は、2024年3月に今後30年の人事の未来を考えるシンクタンク「HR未来予測プロジェクト」 を発足、本プロジェクトでは人事領域の各業務プロセスにおける未来課題(労働人口減少、技術変化への対応、労働市場のグローバル化等)を抽出し、対応策の方向性を予測することを通じて、その成果を広く社会・人事業界に還元していくことを目指している。本件M&Aは、同社コンサルティング力並びにブランド力の強化に資するものであり、同社の更なる成長が期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
ディー・フォー・ディー・アール株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ
以上