概要
㈱プログリット(東証GRT9560)は、2024年11月28日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。
事業内容
- 顧客一人ひとりを専任のコンサルタントが担当し、12週間プランを中心とした短期間で英語力を伸ばす英語コーチングサービス。
- リスニング力向上、スピーキング力向上、アウトプット練習、など英語学習者の個別のニーズに合わせたサブスクリプション型英語学習サービス。
強み
- 学習システム:「やりきる」ことにフォーカスした学習システム。
- コーチング:英語を教えるのではなく、英語学習における課題解決を支援
- きめ細かいフォロー:週に1度の面談に加え、毎日の添削とLINEのフォローにより学習継続を支援。効率的な学習環境とコンテンツ:アプリで完結する生産性の高い学習環境を提供。20,000人以上の受講生の学習データから最適化されたカリキュラムを策定。
- 人:創業時から一貫して実践する人的資本経営により洗練されたコンサルタント。
- テクノロジー:顧客の声、学習データを活かした開発体制。「お客様の学習データ」「お客様とコンサルタントの信頼関係」「ロイヤルティの高いアンバサダー」によるサービス開発。
- 膨大な顧客の学習データ:学習アプリを通じて、顧客が「いつ」「なにを」「どれだけ」学習したか膨大な学習データを蓄積。
- 顧客と英語コンサルタントの深い信頼関係:英語コンサルタントが、1対1で顧客の生活にまで深く入り込み顧客のニーズを深堀り。
- ロイヤルティの高いアンバサダーの存在:500名を超えるアンバサダーからの濃いフィードバック。特にリレーションの強い30名程度のアンバサダーと協力して新サービスを開発。
中期経営計画
2025年8月期の業績予想は、売上高5,700百万円(2024年8月期実績4,453百万円)、営業利益1,070百万円(同824百万円)、とした。
リスク
- コンサルタント人材の確保に係るリスク:当社が求めるスキルや知識、経験を有するコンサルタントを確保できないリスク。
- 競合企業に係るリスク:英語コーチング市場における競合状況が激化するリスク。
- 広告宣伝活動に掛かるリスク:広告宣伝活動の費用対効果が悪化し、集客数や営業収益が減少するリスク。
M&Aニーズ
- 成人向け英語学習領域(個人・法人)
- 留学領域(個人)
- 幼児・子ども向け英語学習領域
- 人材育成領域
- グローバル人材育成領域
所感
プログリットは、「世界で自由に活躍できる人を増やす」というミッションを掲げ、本事業計画では、英語コーチングサービスでのブランディング強化による認知拡大、法人向けビジネスの強化、データ活用によるサービス品質の向上に取り組み、またサブスクサービスでのシャドテンの需要拡大と供給力増強の両立、スピーキング「トレーニング」としての独自価値の醸成、英会話需要の取り込みに注力する。同社は、M&Aによる事業領域の拡大を掲げており、同社の今後のM&Aを含むアライアンス政策が注目される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
以上