クオルテックが事業計画及び成長可能性に関する事項(2023年7月)を発表

概要

 ㈱クオルテック(東証GRT9165)は、2023年7月28日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。

事業内容

 電子部品の不良解析・信頼性試験の受託および新技術の開発。品質管理を中心とした工場経営、実装技術に関するコンサルタント。レーザ加工・表面処理(めっき)技術を中心とした微細加工。試験装置の設計・開発・製造・販売。

強み
  • 独立系検査会社。トヨタ・デンソーをはじめとした自動車・半導体業界大手企業が顧客。
  • 約180種の幅広い試験メニュー。最先端の設備をはじめ、110種、450台以上設備保有。
  • ノウハウ・知見の蓄積、技術力・分析力の錬磨。品質、コスト、リードタイム、改善提案力に優位性。
中期経営計画

 2023年6月期の数値目標は、売上高3,274百万円(2022年6月期実績3,155百万円)、営業利益305百万円(同348百万円)、とした。

リスク
  • 新規参入企業の増加や同社の技術力を上回る国内外の企業が出現する可能性。市場競争が激化し、同社が市場における競争力を維持できない場合や、顧客が競合他社のサービスに移行した場合には、同社の経営成績及び財政状態に影響。
  • 信頼性評価事業においての自動車業界の顧客向けの売上割合が変動した場合には、同社の経営成績及び財政状態に影響。
  • 少子高齢化・による労働人口の減少。計画通りの人材確保・育成が困難。
  • 知的財産権の保護が不十分であった場合あるいは違法に侵害された場合。他社の有する知的財産権を侵害したと認定され、損害賠償等の責任を負担する場合。
  • 地震等の自然災害や火災・事故等による、従業員や試験設備等の被害。売上高の減少や試験設備等の修復又は代替のための費用の発生。
所感

 同社の信頼性評価事業は、自動車メーカーや車載部品メーカーなどEV市場の顧客をメインとしており、自動車の電動化に伴って需要の拡大が見込まれる。電動車特有の部品に対する環境試験の強化、高機能樹脂評価の新規開拓、故障解析技術の追求、次世代半導体に対応した新規試験拡大等を進めることで、同社の更なる成長が期待される。

事業計画及び成長可能性に関する事項

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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