リニューアブル・ジャパンが不動産・環境エネルギーのSMFLみらいパートナーズ㈱との業務提携を発表

概要

 リニューアブル・ジャパン㈱(東証GRT9522)は、2024年8月30日、不動産関連事業、環境エネルギー関連事業、その他金融サービス事業を手掛けるSMFLみらいパートナーズ㈱(資本金500百万円)との業務提携を発表した。

狙い

 リニューアブル・ジャパンとSMFLみらいパートナーズは、2023年12月にリニューアブル・ジャパンが組成した総資産額約204億円のポートフォリオ型私募ファンドに共同出資するなど、それぞれが有する知見等を相互に有効活用し、再生可能エネルギー事業拡大という目標に共に取り組んでいる。リニューアブル・ジャパンは、今後推進する日本国内の再生可能エネルギー事業及び蓄電池事業をSMFLみらいパートナーズと共同で開発し、3 年間で資産規模約3,000億円相当の事業の実現を目指す。リニューアブル・ジャパンは、主に再生可能エネルギー発電所や蓄電所の開発、稼働後の保守・管理、電力小売・アグリゲーター業務を担当、SMFLみらいパートナーズは、主にファイナンスの組成やグループの顧客基盤を活用したコーポレートPPAの提供を担う。

所感

 リニューアブル・ジャパンは、2021年から本格的に事業を開始した非FIT太陽光発電事業において、コーポレートPPAによる電力供給(太陽光発電では賄われない夜間電力需要等についての負荷追随供給も含む)と卸電力取引市場での電力取引の両方を自社で実施している。気象予測データ等を用いた発電予測に加え、卸電力取引市場における電力取引については自社独自に開発したシステムで自動化するとともに、今後の蓄電所の開発については、AI等を活用した自社独自システムによって運用を予定している。本件業務提携は、リニューアブル・ジャパンの再生可能エネルギー事業と蓄電池事業を推進するものであり、両社の今後の取り組みが注目される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆

三井住友ファイナンス&リース株式会社グループとの業務提携について

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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