概要
スタンレー電気㈱(東証PRM6923)は、2023年5月17日、2026年3月期を最終年度とする3か年の第Ⅷ期中期3ヶ年経営計画を発表した。
2026年3月期の数値目標は、売上高5,500億円(2023年3月期実績4,377億円)、営業利益率10%(同8.0%)、ROE8%(同5.8%)、とした。
施策
- 自動車事業:非日系の拡大、光の独自技術による新製品の獲得、BEV(Battery Electric Vehicle)の受注拡大。
- 電子事業:非可視光製品の拡大、インテリア・エクステリア連動製品の拡大、既存製品の新市場への投入、グローバルTopシェア顧客からの受注。
所感
同社は、これまでに誰も解決できていない悪天候による不便をなくして人々に快適な生活を届けることが自社の価値と捉え、光の独自技術で新市場を開拓する方針を打ち出している。配光、デザイン、人間工学、CAE、回路、制御、光源、プロセス改革といった同社コア技術を進化・融合させ、顧客が必要としている技術を光の5つの価値(光を創る、光で感知・認識する、光で情報を自在に操る、光のエネルギーを活かす、光で場を演出する)を通して具体化できるかが鍵となる。本中期経営計画では、新たな価値創造への戦略投資として150億円を予定。同社のトップライン拡大に繋がる新たな価値創造が期待される。
以上
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