サンウェルズが中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)を発表

概要

 ㈱サンウェルズ(東証GRT9229)は、2023年5月9日、2026年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期、ローリング方式)を発表した。

 2026年3月期の数値目標は、売上高323億円(2023年3月期実績137億円)、営業利益59億円(同14億円)、当期純利益32億円(同7億円)、PDハウス(パーキンソン病専門施設)定員2,800名(同1,047名)、とした。

施策
  • PDハウス施設数:2023年3月期20施設⇒2026年3月期53施設。
  • 土地・建物の選定:年間約1,000件の候補地から選定。
  • 専門医の確保:全国70名を超える脳神経内科医を確保。
  • 人材採用:2023年3月期902名⇒2024年3月期1,000名の採用予定、採用倍率(応募者/採用者)目標8倍。
  • 人材教育:リーダー層の教育拡充、6ヶ月間のOJT実施。
  • 入居促進:2023年3月期開設の8施設全てで開設前に床数の8割以上の入居契約(待機者は200名超)。
所感

 同社は、中核事業であるPDハウスの展開を成長ドライバーとして位置づけ、大都市圏や地方の中核都市を中心に更なる全国展開を計画。大都市圏では期間を空けずに新規開設することにより、エリアの囲い込みと従業員の適正配置を行い、利益の最大化を図る。地方の中核都市では、まずは一つ目を開設することによりそのエリアにくさびを打ち、ニーズに合わせて周辺エリアに新規開設することで同業他社の進出を阻むと共に、中期的にはそのエリアでの高シェアを図る。当面は、同社のPDハウス施設数の推移が注目される。

中期経営計画策定に関するお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務

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