概要
㈱ヨシムラ・フード・ホールディングス(東証PRM2884)は、2023年8月29日、水産加工製造(ほたて貝柱、いくら醤油漬、いかそうめん、たこ刺し、つぶわさび等)を手掛ける㈱ワイエスフーズ(2022年7月期純資産2,857百万円、総資産11,291百万円、売上高16,865百万円、営業利益1,634百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
ワイエスフーズは、北海道茅部郡森町に本社及び工場を構え、主に噴火湾沿岸で漁獲されたホタテの加工企業。噴火湾地域では最大規模のホタテ加工設備及び保管設備を保有しており、買参権を持つ漁業協同組合から仕入れたホタテを加工し、主に国内の水産卸売企業や中国の水産加工企業へ販売している。同社は、ワイエスフーズを買収することで、海外において需要が増加する日本産ホタテの調達ルート、大手ホタテ加工企業としての確立された地位と高い品質管理能力を持つ生産加工設備を確保し、同社連結子会社㈱マルキチとのシナジーを見込む。
所感
同社は、「中小企業支援プラットフォーム」を標榜し食品の製造及び販売を行う中小企業を積極的に買収、2023年3月、冷凍ホタテ貝柱他帆立製品、鮭・鱒製品及びサケイクラ等鮭鱒魚卵、カニ類製品、冷凍食品の製造及び販売を手掛ける㈱マルキチを買収し子会社化している。本件M&Aにより、マルキチとのシナジー等が見込め、同社の更なる成長が期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆☆
株式会社ワイエスフーズの株式取得(子会社化)に関するお知らせ
以上
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