M&Aと株価算定

M&Aにおいて、主に以下のフェーズで株価算定が行われ、株式価値等評価報告書が取得されます。

1. 内部検討フェーズ

M&Aに係る今後の取り組みの適否について、組織内部で検討する際の参考資料の一つとして、株価算定が行われ、株式価値等評価報告書が取得されます。想定される投資金額(売却金額)、シナジーバリュー(アナジーバリュー)、買収後(売却後)の会計インパクト、買収後(売却後)の経営方針策定等の参考に資する他、関係部署、既存株主、債権者等とのディスカッションや事前説明の際の参考資料の一つとして取得されます。

2. 交渉フェーズ

M&Aに係る相手方との合意形成を促すための参考資料の一つとして、株価算定が行われ、株式価値等評価報告書が取得されます。意向表明、基本合意の際の参考とし、各種デューディリジェンスの結果を踏まえ前提条件や論点を整理し、交渉材料を揃え、取引金額等の各種取引条件を交渉・すり合わせる際の参考資料の一つとして取得されます。

3. 機関決定フェーズ

M&Aに係る機関決定(取締役会他)の際の参考資料の一つとして、株価算定が行われ、株式価値等評価報告書が取得されます。M&A取引の利害関係者ではない第三者による評価を取得することで、客観的な観点から投資の妥当性やリスクを把握し、取締役の善管注意義務・忠実義務を担保します。

株価算定・企業価値評価

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