1. M&A取引価格交渉支援
M&A取引の売主(既存株主)が相手方と行う取引価格交渉を、売主(既存株主)の立場から支援し、取引価格(売却金額)の最大化を目指します。
MA取引の買主(買収者)が相手方と行う取引価格交渉を、買主(買収者)の立場から支援し、取引価格(買収金額)の最小化を目指します。
主な業務スコープ
- これまでの経緯・交渉状況分析
- 価値算定(スタンドアローンバリュー、シナジーバリュー等)
- 交渉戦略立案
- 交渉支援
対象となる売主、買主
- 買主から低い取引価格を提示されているが、自らが所有する株式を「もっと高い価格で売却したい」、「もっと高い価格で売却できる」と考えている売主。
- 売主から高い取引価格を提示されているが、自らが取得する予定の株式を「もっと低い価格で取得したい」、「もっと低い価格で取得できる」と考えている買主。
料金
要見積り
料金は、業務スコープの設計等によって異なります。
2. 売主にとっての取引価格
売主にとって、M&A取引における取引価格は、自身のキャッシュフローに直結するものであると同時に、自身が所有する事業に対する他者からの評価でもあり、最大の関心事の一つとなる。
M&Aにおける取引価格は、自身が所有する事業そのものの本質的な価値に加え、「誰に」、「いつ」、「どのような条件で」売却するかによっても大きく異なる。そのため、売主は、自身が所有する事業そのものの本質的な価値を正しく見極めることはもとより、M&A取引全体を俯瞰し、買主の属性や買主が考えるM&Aの狙いを見定め、タイミングを計り、適切な条件を交渉テーブルに挙げた上で、主張すべきことは堂々と主張しなくてはならない。
交渉得手な買主が不誠実な主張をするようであれば、M&A取引から撤退することも視野に入れつつ、数値に裏打ちされた慎重かつ冷静な交渉が求められる。
3. 買主にとっての取引価格
買主にとって、M&A取引における取引価格は、買主自身がストラテジック・バイヤーであれフィナンシャル・バイヤーであれ、将来の投資成果(投資利回り)に直結するものであり、最大の関心事の一つとなる。
M&A取引自体がどれだけロジカルでストラテジックなものであったとしても、取引価格を一つ誤ればその投資は「失敗」となる。自身が将来獲得するであろうシナジーバリューの全てを売主に分配することはできないし、自身が将来獲得するであろうシナジーバリュー以上の価値を売主に分配してしまえば、自身が所有する既存事業にも大きなダメージを与えることになる。
交渉得手な売主が過度な主張をするようであれば、M&A取引から撤退することも視野に入れつつ、数値に裏打ちされた慎重かつ冷静な交渉が求められる。