概要
大東建託㈱(東証PRM1878)は、2023年10月23日、一般土木建築工事を手掛ける㈱シマ(経営成績及び財政状態は非開示)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
シマは、関西圏を中心に物流施設や福祉施設、公営住宅などの建築を手掛けてきた総合建設会社。創業以来長年にわたって培ってきた建築や営業のノウハウを強みとして、民間工事・公共工事の受注を安定的に獲得している。同社は、シマを買収することで、非住宅分野の建築や公共事業領域へ進出、シマが総合建設会社として築いてきた施工能力や営業基盤、人材などの経営資源と、同社が持つ全国における営業ネットワークや技術力、ノウハウを掛け合わせ、事業拡大を図る。
所感
同社は、賃貸受託専業から総合賃貸事業を核とした生活総合支援企業への進化を目指している。総合賃貸業は、商業施設、レンタルオフィス、ホテル、寮など賃貸業の領域拡大、生活支援サービス業は、エネルギー、介護・保育のみならず、その他サービス事業へ領域拡大を図る。本件M&Aは、同社建設領域の強化拡大に資するものであり、同社の更なる飛躍が期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
非住宅分野・公共事業領域における建設領域の拡大、株式会社シマの株式取得に関するお知らせ
以上
株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所