概要
高島㈱(東証PRM8007)は、2025年1月23日、産業用・住宅用太陽光発電システムの販売・施工・メンテナンス等を手掛ける㈱サンワホールディングス(2023年12月期純資産1,807百万円、総資産5,042百万円、売上高4,529百万円、営業利益300百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
- 再生可能エネルギー事業の強化:サンワホールディングスは太陽光発電システムの販売・施工を全国展開しており、高島はこれを活用することで再生可能エネルギー分野への事業拡大を図る。特に、土地取得からメンテナンスまでの一貫サービスを取り込み、競争力を強化する。
- シナジー効果による収益拡大:高島の既存事業とサンワホールディングスのノウハウを融合し、より効率的な営業・施工体制を構築する。これにより、コスト削減や市場シェア拡大を実現し、グループ全体の収益向上を目指す。
- 脱炭素・持続可能な社会への貢献:再生可能エネルギーの需要拡大に対応し、脱炭素社会の実現に貢献する。政府のエネルギー政策とも整合し、長期的な成長基盤を確立することで企業価値の向上を図る。
所感
高島は「事業を通じて社会に貢献する」サステナの先進企業として、建材事業、産業資材事業、電子・デバイス事業を展開している。建材事業では、建設・建装に関わる様々な商材を取り扱い、販売ネットワークを全国に構築し、企画、設計から施工までの幅広い工程を請け負っている。また、2026年3月期までにM&A含め150億円の投資枠を設け、戦略領域における投資推進を打ち出している。M&A等のアライアンス施策含め、高島の今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
株式会社サンワホールディングスの株式取得による子会社化に関するお知らせ
以上