概要
ベステラ㈱(東証PRM1433)は、2025年3月12日、総合資源化リサイクル事業、総合物流事業を手掛けるJ&T環境㈱(資本金650百万円)との業務提携を発表した。
狙い
両社の経営資源および事業ノウハウを最大限に活用し、環境負荷低減と資源循環型社会の実現に向けて、廃棄物の適正処理および再資源化を推進するとともに、両社の事業発展と企業価値の向上を図る。
- 解体工事に伴う廃棄物の効率的処理、適正処理厳格化スキームの確立。
- 産業廃棄物の収集運搬における相互協力。
- 処理困難物の適正処理体制の構築。
- 解体材リサイクル技術の共同開発および事業化。
- 災害廃棄物処理における協力体制の確立。
所感
ベステラは、電力、製鉄、石油精製、石油化学などの大規模なプラント設備の解体工事を主たる事業とし、全国各地での多数の工事実績がある。球形貯槽(ガスタンク)をりんごの皮を剥いていくように切断を行う「リンゴ皮むき工法」などの複数の解体特許工法や長年のプラント解体で蓄積されたPCB含有の変圧器などを無火気で解体するなどの独自のノウハウにより、解体更新時期をむかえる全てのプラント設備に対して、安全かつ適切で効率的な解体工事を提供し続けることで、企業価値の向上を目指している。本件業務提携は、ベステラのソリューション強化に資するものであり、ベステラの今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
J&T環境株式会社との環境負荷低減と資源循環型社会の実現に向けた業務提携契約締結のお知らせ
以上