概要
㈱ヒマラヤ(東証PRM7514)は、2023年9月29日、2026年8月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2024/8期~2026/8期)を発表した。
2026年8月期の数値目標は、売上高690億円(2023年8月期実績601億円)、経常利益30億円(同11億円)、ROE9.4%(同3.6%)、ROIC7.2%(同2.8%)、とした。
施策
- 店舗運営戦略:店舗及びオンラインを通じて、顧客一人ひとりにあった価値ある購入体験を提供する(ユニファイドコマース)。店舗運営における生産性の改善、新規事業などの重点分野への人材投資、システム改修への投資。
- EC戦略:EC専売品の拡充と新規カテゴリーの開拓。新EC専用物流センターによる運用構築。店舗ECのシームレス化の促進。自社アプリと連動した体験サービスの向上。EC売上300億円に向けた体制構築。
- 出店戦略:中長期出店目標30店舗をガイダンス値とした出店活動の継続。店舗収益力の向上を通じた出店力の強化。中長期の成長戦略に向けた新業態の開発。
- 商品戦略:実需スポーツは地域のニーズに合わせて展開。ナショナルブランドを組合せた独自のライフスタイル提案。オリジナルブランド展開による独自の生活提案。
所感
同社は、ユニファイドコマースによる既存店の収益力向上とEC事業拡大の加速を通じて、中期経営計画の目標利益の達成を目指すとともに、持続的な成長のために出店力強化を図る。また、独自商品の開発力強化と新業態開発を通じて新事業領域の開発を推し進める。スポーツ領域、ライフスタイル領域、健康領域での事業展開に加え、スポーツ×ライフスタイル×健康、を軸とした次の領域にも取り組むことで、同社の更なる成長が期待される。
- 挑戦度☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
以上
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