HEROZがAI活用ITサービスの㈱エーアイスクエアの株式取得(子会社化)を発表

概要

 HEROZ㈱(東証PRM)は、2023年11月24日、AIを活用した各種ITサービス及びコンサルティングを手掛ける㈱エーアイスクエア(2023年6月期純資産93百万円、総資産128百万円、売上高340百万円、営業利益▲68百万円)の株式を㈱ブロードバンドタワー(東証STD3776)及び㈱メディアドゥ(東証PRM3678)等より取得し子会社化すると発表した。

狙い

 エーアイスクエアは、「最先端の自然言語処理AIによる業務の高度化の実現」を掲げ、機械学習やディープランニングを自然言語処理へ応用し、コンタクトセンター領域において、自動応答システムや自動要約・分類システムをはじめとする業務自動化ソリューションを展開している。また、コンタクトセンター領域における周辺サービスとして、高度なAI開発力やサービス実装のノウハウを活かし、AIモデルの作成や、業務の高度化に向けたコンサルティング等のサービスも
展開している。同社は、エーアイスクエアを買収することで、「エーアイスクエアが提供するコンタクトセンター領域のサービス」×「同社が保有するコアAIの開発技術や、LLM(Large Language Models、大規模言語モデル)の活用ノウハウ」を実施、コンタクトセンター領域・業界におけるAIX(AI Transformation)をさらに推進する。

所感

 同社は、コア業務を変革することで企業のDXを支援することに加え、大規模言語モデル(LLM)の力を最大限活かすことで非連続な変革も支援、Generative AIの応用を目的とした専門部隊(LLM Group)を設立し、ChatGPTをはじめとした様々なGenerative AI技術を同社AI SaaS戦略の中核として位置づけ、より優れたAIサービスを限られたリソースで提供し社会のAIトランスフォーメーションを加速していくことを目指している。本件M&Aは、同社ソリューションの強化拡大に資する戦略的M&Aであり、同社の更なる飛躍が期待される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆☆
  • 期待度☆☆☆

株式会社エーアイスクエアの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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