概要
プライム・ストラテジー㈱(東証STD5250)は、2024年6月13日、中期経営計画の数値目標の取り下げを発表した。
背景
売上高の減少については、KUSANAGIマネージドサービスにおいて、大型案件(CMS統合案件)の受注を上期に2件計画していたが、実現できず、また下期での期ずれ受注も確度が高くないため。通常案件においても上期に12件の受注を計画していたが、4件の受注に留まった。理由としては、案件リードの獲得進捗が想定より低く、昨年より営業力の強化から案件リード獲得数の増加を狙い、各種施策を実施しているが、その効果がまだ発現できていないため。また、売上高の減少に、既存顧客の解約も影響している。解約については当初より一定数見込んでいたが、当初想定していなかった大型案件の解約が1月・4月にそれぞれ1件あり、また6月においても2件予定されている。解約理由としては、サイトリニューアルに伴う保守契約の解約。これらの理由により2024年1月12日に公表の予想数値から下方修正する。利益の減少については、売上高の下方修正に伴い利益が減少することに加えて、来期以降の売上回復に向けた積極的な営業力強化やマーケティング施策の実行のため追加の費用を投入することとした。そのため各段階利益についても前回予想から下方修正する。同社は、2024年1月12日に2026年11月期を最終年度とする中期経営計画を公表し、最終年度における数値目標の達成に向けて取り組んできた。しかしながら、当期において、売上高や各段階利益は上記の通り下方修正することとなり、中期経営計画策定時において想定していた前提条件との乖離が生じている。このような背景により、中期経営計画の達成が困難であると判断したことから、中期経営計画を取り下げる。
通期業績予想の修正及び中期経営計画の取り下げに関するお知らせ
以上