概要
㈱GA technologies(東証GRT3491)は、2024年6月13日、2026年10月期を最終年度とする3か年の「中期経営計画2026」を発表した。
2026年10月期の数値目標は、売上収益3,230億円(2023年10月期実績1,466億円)、事業利益100億円(同21億円)、とした。
施策
- コア事業の強化(不動産DXエコシステム完成):主力中古マンション市場でのシェア拡大。デジタルマーケティングによる集客強化。AI査定活用による不動産売却獲得強化。ノンオーガニック含めた管理戸数拡大。スケールメリットを生かした生産性向上。注力エリアにおける賃貸管理SaaS利用のマーケットシェア拡大。プラットフォームパワーの醸成及びクロスセル効果の発現。売買仲介SaaS利用のマーケットシェア拡大。Sales増強による高成長率の実現。
- コア事業の海外展開(グローバル化加速):米国RW OpCoの利益成長加速。進出地域の拡大。顧客獲得強化(累計仲介件数)。クロスボーダー不動産取引強化。
- 第三の収益の柱創出(テクノロジー戦略強化):データマネタイゼーション。AIによる最適な顧客提案。個人の業務ノウハウの形式知化と自動化。テクロノジー人材採用及び育成強化。
所感
同社は、不動産の「買う」「売る」「貸す」「借りる」をDXし、不動産にまつわる一連の手続きを透明性高く、簡単便利に提供。オンライン不動産取引のパイオニアとしてリアルとテクノロジーを組み合わせた参入障壁の高い独自のビジネスモデルを構築している。SaaS事業の展開、M&Aによる非連続な成長等、本中計を通じて同社の更なる飛躍が期待される。
- 挑戦度☆☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆☆
以上