セルムが通訳・翻訳の㈱KYTの株式取得(子会社化)を発表

概要

 ㈱セルム(東証STD7367)は、2024年12月20日、グローバル企業向けの同時通訳・逐次通訳・翻訳サービス、常時通訳/翻訳者派遣サービスを手掛ける㈱KYT(2024年5月期純資産1,455百万円、総資産1,950百万円、売上高2,475百万円、営業利益335百万円)の株式をベーシック・キャピタル・マネジメント㈱(バイアウトファンド)より取得し子会社化すると発表した。

狙い

 KYTは、通訳事業・翻訳事業を営む事業会社であり、外部の通訳・翻訳登録者数約2,300名を活用しながら、コーディネーターであるKYTのフロント人員が入口の案件相談から、現場対応までワンストップで顧客企業と伴走し、質の高いサービスを提供している。

  • セルムの顧客接点の多くが人的資本経営との接点が近い上場企業を中心とした大企業の経営者・CHRO・人事部である一方、KYTは事業部門を始めとする現場窓口が多くあり、多様化する通訳・翻訳・人材組織開発ニーズを有する顧客窓口へのアプローチに対し、双方の顧客基盤を活用したクロスセルを進める。
  • セルムの顧客接点が少ないITを始めとする先進企業や外資系企業での実績がKYTにおいて豊富であり、通訳・翻訳が主体となっている顧客へのサービス期待値に対して、人材組織開発ソリューションも含めた支援体制により、より顧客の課題に重層的に伴走できる接点作りを目指す。
所感

 セルムは、顧客企業の中長期的な課題に対して「人と組織」の側面からアプローチし、持続的な企業価値向上のために必要なサポートを手掛けており、定型の人材開発・組織開発プログラムをあえて持たず、複数の外部プロフェッショナルタレントを組み合わせて提供するテーラーメイド型のサービス体制を特長としている。また、セルムは、これまで大企業の人材・組織課題に対するサービスを中心として展開してきた事業ドメインに対し、戦略的M&Aを通じて再定義していく点を重要な経営課題として掲げている。本件M&Aは、セルムのソリューション強化に資する戦略的M&Aであり、セルムの今後の取り組みが注目される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆☆
  • 期待度☆☆☆

株式会社 KYT の株式の取得(完全子会社化)及び資金の借入に関するお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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