概要
㈱岡本工作機械製作所(東証STD6125)は、2023年9月28日、産業機械・生産設備の製作、メンテナンス等を手掛ける大和工機㈱(資本金10百万円)の株式を取得し子会社化すると発表した。
狙い
大和工機は、産業機械・生産設備の製作及びメンテナンスを主な事業とし、発注先のニーズに沿って半導体製造装置や真空装置などの組立・製造を行っており、複数棟保有する大型のクリーンルームは九州でも有数の生産設備であることに加え、豊富な納品実績により高い設計・加工技術を蓄積している。同社は、大和工機を買収することで、大和工機を同社半導体関連装置の新たな製造拠点と開発ラボとして活用し、今後の半導体ニーズに対応する。
所感
同社半導体事業は、技術開発にリソースを割き競争優位性を磨くと共に、カスタマーサポートを強化する方針を打ち出している。本件M&Aは、同社半導体事業の技術開発力及びカスタマーサポート力の強化に資するものであり、同社の更なる成長が期待される。
- 挑戦度☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆
以上
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