太洋テクノレックスが資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表(2025年2月)

概要

 太洋テクノレックス㈱(東証STD6663)は、2025年2月7日、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表した。

現状評価
  • ROE▲3.2%(2024年12月期)
  • 株主資本コスト5~7%
  • エクイティ・スプレッド▲8.2~▲10.2%
  • PER-(赤字)(2024年12月期)
  • PBR 0.7倍(2024年12月期)

 ROEは、直近5年間の株主資本コスト5%~7%を下回っており、早期に株主資本コストを上回るROEの実現が必要である。PBRは1倍の水準を下回る。

方針・取り組み
  • ROEの向上(収益性の改善):付加価値の高い製品を増やすことにより、収益力を強化。ビジネスモデルの再構築・ポートフォリオの最適化により、売上高と各利益の拡大を目指す。
  • 成長戦略:基盤領域において安定的な収益を確保し、新規開拓領域及び成長牽引領域への投資を強化し企業価値を高める。新規開拓領域の新規事業を成長牽引領域へ拡大するため研究開発及び投資を行う。
  • 研究開発:培ってきたコア技術の深化・融合等により、成長戦略の実現に向けた研究開発を推進していく。企業理念である「先端技術に常にチャレンジ、技術を通じて社会に貢献」を念頭に社会課題の解決を目指す。
  • 調達管理:新たに調達部門を独立させることにより、調達マネジメント力を強化。従来の競争力強化のためのコストマネジメントに加え、リスクマネジメント及びサプライチェーンマネジメントを視野に入れた包括的な取り組みを推進することで総合的な基盤を築き、事業の持続的成長を支える。

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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