概要
神島化学工業㈱(東証STD4026)は、2024年6月17日、2027年4月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2024-2027)を発表した。
2027年4月期の数値目標は、売上高290億円(2024年4月期実績260億円)、経常利益30億円(同20.7億円)、ROE13.6%(同14.5%)とした。
施策
- 建材と化成品のハイブリッド技術による排ガスCO2の固定化と資源循環型製品の提供。
- マグネシウム事業の大型設備投資効果を発揮し、環境や健康分野への展開強化。
- オンリーワン/セラミックス製品の光学系デバイス等の新規市場開拓、並びに 核融合に繋がる大出力レーザー市場における「大型レーザー結晶」の需要拡大への対応。
所感
同社は、マグネシウム事業においては、高付加価値品への販売シフトを目指しており、医薬、食添などヘルスケア分野、再生可能エネルギー、高効率化などのエネルギー分野、及びxEV用途への拡販に重点を置いている。セラミックス事業においては、(核融合に繋がる)大出力レーザー市場でキーパーツとして必要とされる「大型レーザー結晶」需要への対応を目指すほか、「民生用小型レーザー結晶」への展開に注力する。同社の今後の取り組みが期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
以上