概要
トーヨーカネツ㈱(東証PRM6369)は、2025年5月14日、2028年3月期を最終年度とする3か年のグループ中期経営計画(2025~2027 年度)を発表した。
2028年3月期の数値目標は、売上高680億円(2025年3月期実績604億円)、営業利益43億円(同41.3億円)、ROE8%(同9.5%)、とした。
施策
- 物流ソリューション事業:新領域へのチャレンジ・拡大、徹底した標準化の実現、新技術の獲得、組織能力のUP。
- プラント事業:メンテナンス案件の継続受注及び新規取り込みによる安定収益確保、人材確保と育成で技術力・施工力・動員力 UP、タンクメーカーの実績と知見を基にした活躍領域の拡大。
- みらい創生事業その他:事業の選択と集中を進め、環境・防災ソリューション事業を確立、グループ一体運営によるグループシナジー・事業機会の創出、効率的グループ・ガバナンスの構築。
M&Aニーズ
- 物流ソリューション(技術、能力の獲得)
- 環境・防災ソリューション
所感
トーヨーカネツは、前中計の施策を継続しつつ、事業環境に合わせた新たなグループ経営戦略を進め、「未来に向けた成長基盤の確立」を基本方針とし、①事業の成長(事業構造(ポートフォリオ)の再構築)、②生産性の向上(製品や業務の標準化、省人化の推進)、③人材力の強化(多様性の確保と積極的な育成投資)を3つの柱として取組みを更に強化する。ノンコア事業のカーブアウト及びM&Aのターゲット領域を飛び地から隣地領域へ変更するなど、同社のM&A・アライアンス施策が注目される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆☆
- 期待度☆☆
グループ中期経営計画(2025~2027年度)策定、及びマテリアリティの見直しに関するお知らせ
以上