ソラストが中期経営計画(FY2025-2029)を発表

概要

 ㈱ソラスト(東証PRM6197)は、2025年5月12日、2030年3月期を最終年度とする5か年の中期経営計画(FY2025-2029)を発表した。

 2030年3月期の数値目標は、売上高1,755億円(2025年3月期実績1,374億円)、営業利益100億円(同70億円)、ROE20%以上(同18.4%)、とした。

施策
  • 価格適正化戦略(医療事業戦略):価格適正化に向けた契約交渉を継続し、それを原資に積極的な処遇改善を実施。処遇改善による定着向上やリソースマネジメント施策の充実化により、人財面での競争優位性を確立。
  • ソリューションビジネスの進化(医療事業戦略):商材の更なる拡充により、サービス面での競争優位性を確立。
  • 次世代アウトソーシング構想(医療事業戦略):病院・クリニックの運営全体を受託する次世代のビジネスモデル推進。
  • サービス稼働率及び入居率改善の取り組み(介護事業戦略):PMIや加算取得を推進。積極的な処遇改善などの人材施策を強化。施設の新規開設とリニューアルを実施。
  • 収益性改善の取り組み(介護事業戦略):これまで積極的なM&Aの方針で多額の減損損失を計上、今後はM&Aを厳選する方針に修正。収益性面やエリア間でのサービス重複の面で課題のあった事業所の統廃合を継続。
  • 保育の質の向上と差別化戦略(こども事業戦略):社員教育の強化により保育の質を向上。英会話・学童等の周辺領域のサービスを拡大。
  • 社員の定着向上の取り組み(こども事業戦略):積極的に処遇を改善。社員エンゲージメント施策を拡充。
  • 生産性向上の取り組み(こども事業戦略):バックヤード業務の集約化・効率化により収益性を改善。
M&Aニーズ
  • 医療:コンサルティング、SIer、医療機関DX。
  • 介護:介護・福祉サービス、人材派遣、介護関連システム等。
  • BPO会社。
所感

 ソラストは本中期経営計画において、環境変化への対応と人材育成を通じた持続的な成長の確保を目指し、「人的資本経営強化×テクノロジー」をキーワードに掲げる。次世代アウトソーシングやソリューションビジネスへの進化を目指す中で、AIなどのテクノロジーを積極的に活用し、業務効率化と高付加価値化に取り組む。さらに、事業間協業により、新たな事業間シナジー創出の追求方針を打ち出している。同社の今後の取り組みが注目される。

  • 挑戦度☆☆☆
  • 戦略度☆☆☆
  • 期待度☆☆☆

中期経営計画FY2025-2029

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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