ホーチキが資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表(2024年5月)

概要

 ホーチキ㈱(東証PRM6745)は、2024年5月29日、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表した。

現状評価
  • ROE11.4%(2024年3月期)
  • 株主資本コスト7.77%
  • エクイティ・スプレッド3.63%
  • ROIC8.2%(2024年3月期)
  • WACC7.65%
  • エンタープライズ・スプレッド0.55%
  • PER9.8倍(2024年3月期)
  • PBR1.1倍(2024年3月期)

 ROEは想定する株主資本コスト7.77%を上回り、過去5年間のエクイティスプレッドは2.23%~3.63%で推移している。しかしながら、PBRは過去5年間で0.7~1.1倍にて推移しており、PERも7.5~9.8倍の低水準に位置している。この要因は主として同社の将来の成長性や持続的な収益拡大に向けた道筋が市場に対して十分に示し切れていないことによるものと分析しており、具体的には「ROICにおける資本効率の低下」、「株式市場との対話が不十分」の2点にあると認識している。

方針・取り組み
  • 事業ポートフォリオ最適化経営の推進:資本コストを意識し、営業利益率、ROE に加えてROICを経営指標に加え、事業ポートフォリオの最適化による資本収益性の向上を実現する全社マネジメント体制を構築する。
  • 成長戦略と戦略投資の明示:持続的な成長を支える事業戦略として、海外事業の拡大と国内ストックビジネスの強化を掲げ、具体的な施策として、「システム領域拡張による海外事業の拡大」、「DXによるスマート化推進を基軸とした保守事業の拡大」、「人的資本増加によるリニューアル事業の拡大」、を推進する。
  • 株式市場との対話強化:IR活動を企業価値向上に向けた重要な取り組みであると位置づけ、投資家との対話に経営者が関与する機会を増やしていくことを基本に、あらためて同社の資本コストを投資家と共有し、それに基づいた対話を推進する。また、専門性の高い業界であることから、特にわかりやすい情報開示を心がけ、投資家との対話を促進し、対話によって同社の課題を可視化し経営課題解決を経営戦略に反映するというサイクルを回すことで企業価値の最大化に努める。

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

関連記事

Random

  1. 三機サービスが中期経営計画2026-2028「人の三機」を発表

  2. アークスが食品スーパーみずかみとの経営統合に向けた基本合意書締結を発表

  3. VTホールディングスがBMW正規ディーラーの㈱モトーレン札幌の株式取得(子会社化)を発表

  4. ジェノバが産業電機の㈱日立産機システムとの業務提携の解消を発表

  5. ハイレックスコーポレーションが自動車用機能部品の三井金属アクト㈱の株式取得(子会社化)を発表

  6. Kids Smile Holdingsが新中期経営計画(2025年3月期~2030年3月期)を発表

  7. 網屋がコンサルティングのMS&ADインターリスク総研㈱との業務提携を発表

  8. ロボットシステムインテグレーター業界の経営課題と戦略的挑戦

  9. Jストリームが事業計画及び成長可能性に関する事項(2023年5月)を発表

  10. カナデンがFA機器販売の髙島電機㈱の株式取得(子会社化)を発表

Random

  1. 神島化学工業が中期経営計画(2024年4月期~2026年4月期)を発表

  2. グルメ杵屋が中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)を発表

  3. 日本マイクロニクスが半導体試験装置製造の㈱アドバンテストとの資本業務提携を発表

  4. GENDAがレモネード製造販売の㈱レモネード・レモニカの株式取得(子会社化)を発表

  5. ジェイフロンティアがAI特化型インキュベーション支援のSushi AI㈱との資本業務提携を発表

TOP