概要
㈱内田洋行(東証PRM8057)は、2023年5月15日、ルクセンブルクのソフトウェア開発販売会社Open Assessment Technologies S.A(2022年12月期総資産15,568千EUR、売上高10,456千EUR)の発行済全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。
狙い
同社はOAT社製品の日本市場における独占販売権をもとにComputer Based Testing(CBT)ビジネスを展開しており、OAT社の財務基盤と商品・事業開発力の一層の強化を図るとともに、OAT社グループの有する知見ノウハウと同社グループの事業基盤ネットワークを融合することで、高付加価値かつ独自性の高いサービスを提供することを通し、新たな収益機会の拡大と持続的成長を目指す。
所感
同社は、GIGAスクール構想においてアセスメントのCBT化を提案、今まで紙で実施していたテストを1人1台のコンピュータで実施することで学習結果の迅速なフィードバックや履歴の分析を図るべく、OAT社開発のCBTプラットフォーム「tao」の導入を推進している。本件M&Aによって、同社のCBTビジネスは一層強化されよう。
子会社の異動を伴う株式取得及び特定子会社の異動に関するお知らせ
以上
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