概要
㈱グルメ杵屋(東証PRM9850)は、2023年11月7日、2026年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)を発表した。
2026年3月期の数値目標は、売上高40,000百万円(2023年3月期実績29,894百万円)、経常利益1,000百万円(同▲477百万円)、とした。
施策
- グループ一丸となって事業収益のV字回復を果たすため、戦略構築と実行を徹底し、企業風土の変革を希求する。
- 業績回復の主要な施策として、レストラン事業においては、EBITDAとROIを重視し、利益が見込める新規出店・既存業態のリブランディングに投資を集中し、「そじ坊」「杵屋」に次ぐ、第3、第4の事業の柱となる業態・ブランドの育成を図る。既存店舗においてはコロナ前の売上を目標に収益力を改善する。機内食事業においては、関西国際空港の国際線の就航がコロナ前に戻りつつある外部環境を踏まえ、積極的な新規顧客の獲得を行うとともに、既存顧客との契約見直しや原価率の適正化に努める。
- グルメ杵屋グループの将来の展望を明確にし、次世代に向けた事業構造構築にチャレンジする。
所感
同社は、2023年3月期まで4期連続の経常赤字を計上し、2024年3月期も機内食事業や業務用冷凍食品製造事業の赤字等から経常赤字となる見通し。本中期経営計画において業績回復なるか、今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
以上
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