概要
㈱ブリーチ(東証GRT9162)は、2023年7月5日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。
事業内容
シェアリング型統合マーケティング事業。
強み
- レベニューシェア型の報酬体系。ユーザー獲得コスト(CPA)を事前に確定。
- 戦略策定・広告制作・広告運用等のマーケティング支援機能を内製化。データ活用と高速PDCAによる売上グロース力。
- データに基づく高精度の商材選定メカニズム。
- レベニューシェア型での支援を完遂できる優秀なマーケター。
中期経営計画
2023年6月期の数値目標は、売上高15,910百万円(2022年6月期実績14,606百万円)、営業利益2,043百万円(同1,027百万円)、とした。
リスク
- 同社のサービスに関わる対価は、顧客企業が売上を計上した場合に限りレベニューシェアの形で発生する。同社の行なうDX支援、マーケティング支援により、顧客企業が新規ユーザーを獲得した場合に同社が請求を行なう契約形態であり、顧客企業に売上が計上されない限り同社の売上高は発生しない。マーケティングノウハウの蓄積が進まない場合や施策の効果が発現しない場合及び、リスクコントロールが機能しなかった場合には、売上及び利益の成長率の低下を招き、同社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
- インターネット広告代理業を営む主要販売先である㈱アール経由で支援を行う広告主の商材が潜在成長性の高い商材であったこと、また同社の支援によって当該商材の売上高成長に貢献できたことから、結果として当該企業関連の売上高比率が高まり、直近事業年度である2022年6月期の同社売上高の71.4%、進行年度である2023年6月期第3四半期累計の同社売上高の70.1%を占めている。当該企業との契約内容に変更等が生じた場合や計画通りに新規顧客企業の獲得や取扱い商材のユーザー獲得が進まない場合には、同社の財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性がある。また、㈱アールとの取引における主な取扱商材は、特定の大手企業グループが企画・製造・販売する育毛剤、美容液、機能性表示食品等の数点の特定の商材となっている。そのため、当該企業グループの事情や消費者動向の影響等により、当該企業グループの商品開発、販売、広告に関する事業戦略が変更された場合には、同社の財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性がある。
- 同社は、顧客に提供する価値を担保するために、同社が配信する広告に係る品質管理の徹底が重要な課題である。具体的には、景表法、薬機法、健康増進法並びに著作権法等の各種法令により一定の制約が掛けられており、広告を実施する事業者としてはこれらの法令に抵触することがないよう、広告内容の適法性の確保を図る必要がある。しかしながら、予期せぬ要因により顧客の許諾前に配信するなど、これらの対応に不備が生じた場合、顧客への損害補填が必要となる等、同社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
所感
同社は、消費トレンドや市場調査等に加え過去データや独自のノウハウに基づく高精度の商材選定メカニズムにより、豊富なパイプラインの中から売上拡大余地が大きい商材のみを支援、コア商材を積上げることで業容を拡大させている。今後、人材採用・育成を強化、新規商材ジャンルへの展開、コンサルティング領域の拡大等を通じて、同社の更なる成長が期待される。
以上
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