サンクゼールが事業計画及び成長可能性に関する事項(2025年6月)を発表

概要

 ㈱サンクゼール(東証GRT2937)は、2025年6月24日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。

事業内容

 ジャム、ワイン、パスタソース、和惣菜等の製造販売事業(食のSPA)。サンクゼール、久世福商店ブランドの店舗を全国に175店舗展開。

強み
  • 食のSPAモデル:全国各地の優れた逸品を探し出し、様々なチャネルを通じて販売していくSPA事業を展開。日米の自社工場及び協力ネットワーク。全国各地の生産者ネットワーク。500社を超えるサプライヤーとの価値共創モデル。FC業態を展開する各地域の有力企業との協業。多様な販路を組み合わせた相互マーケティング。顧客からのフィードバックの取得。
  • 国内事業とグローバル事業の両立:国内外それぞれで事業ポートフォリオを拡充することで高いPMF(Product Market Fit、提供しているサービスや商品が、顧客の課題を解決できる適切な市場で受け入れられている状態)を実現し、外部環境の変化にも柔軟に対応できる事業活動を確立。
  • 自社開発システムにより最適化されたオペレーション:在庫管理システム、自社POS連動型 ERPシステム、旅する久世福e商店・自社公式ECサイト、会員制アプリ、会員顧客データ分析システム、ECメッセージカードサービス、自社セルフレジ。
中期経営計画

 2026年3月期の数値目標は、売上高20,716百万円(2025年3月期実績19,467百万円)、営業利益918百万円(同835百万円)、とした。

リスク
  • サステナビリティに関するリスク:同社グループが営む食のSPAはサプライチェーンが多岐に及び、気候変動の進行や事業を取り巻く環境変化等により、従来の方法による原材料や商品の調達が困難になる可能性、環境負荷の小さい商品を好むようになる等の顧客趣向の変化、事業拡大に伴う食品ロス増により環境負荷の増加や顧客の同社ブランドに対するイメージ悪化の可能性がある。
  • 食の安全に関するリスク:同社グループのほか、製品の仕入先や同社ブランドの製造委託先において、偶発的な場合を含め商品の品質を低下させる事象が発生する可能性があり、多額の損害賠償金の負担やブランドイメージ低下による売上の減少等により、同社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性がある。
  • 法的規制に関するリスク:同社グループは事業遂行にあたり、食品衛生法、景品表示法、食品表示法、消費者安全法、労働基準法等の法的規制の適用を受けており、これら法的規制に違反する事象が発生した場合は、多額の損害賠償、行政処分並びに社会的信用の失墜を招き、業績及び財政状態に悪影響を与える可能性がある。また、原材料のアレルゲン表示について記載漏れ等が発生した場合は、人的被害が生じる可能性がある。
  • 知的財産権に関するリスク:同社グループが保有する6ブランドの商標について、商品のデザインを含め第三者の商標権等を侵害していると認定された場合は、損害賠償やブランドイメージの低下等により業績及び財政状態に悪影響を与える可能性がある。また、第三者によって同社グループのブランドロゴやデザインを模した商品が市場に出回り、同社グループの知的財産権管理が十分に機能しない場合は、業績及び財政状態に悪影響を与える可能性がある。
M&Aニーズ
  • 食のSPA強化のため、開発機能、製造機能、販売機能の観点で、親和性の高い企業。特に、販売機能においては、サンクゼール、久世福商店の次の柱となりえる食品ブランド。
所感

 同社は、国内事業においては、顧客ロイヤルティを高め、協力工場や商品生産者との連携強化、生産状況の可視化と効率的な供給体制の実現、M&Aによる食のSPAモデル強化を目指す。また、グローバル事業においては、米国等におけるプレミアム日本食ブランドとしての独自ポジション確立、M&Aによる複数ブランドポートフォリオ構築を目指す。同社の今後の取り組みが注目される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆

事業計画及び成長可能性に関する事項

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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