日本リビング保証が事業計画及び成長可能性に関する事項(2023年9月)を発表

概要

 日本リビング保証㈱(東証GRT7320)は、2023年9月29日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。

事業内容

 各種製品・サービスを製造・販売する企業に対して、保証を中心としたアフターサービスをOEM提供。

強み
  • アフターサービスの企画・設計から各種オペレーションの運営まで、トータルでのソリューション提供が可能。
  • 保険分野は専門的な知見と大手損害保険会社との連携により最適な制度設計・運営が可能。
  • 保証提供とセットで、保証利用をサポートするアプリを提供。
中期経営計画

 2024年6月期の数値目標は、売上高4,820百万円(2023年6月期実績3,919百万円)、営業利益840百万円(同741百万円)、とした。

リスク
  • 住宅/不動産市況、太陽光発電/蓄電システム機器の需要。
  • 競争激化による収益性低下、競合の模倣による独自性の消失。
  • 想定を超えた故障率、損害保険会社との提携の解消。
  • 検査補修サービスの委託先との契約解除、委託先の経営破綻。
  • 法令違反の事象の発生。
  • 情報の外部流出(不正アクセス/管理体制の瑕疵)。
  • 業界に対する否定的な風評、他社の不祥事/経営破綻による業界評判悪化。
  • 社内システム不良/動作不能(自然災害/事故/不正アクセス)。
  • 必要な人材が確保できない、重要な人材の流出。
  • 内部管理体制の構築不足。
  • 自然災害による人的/物的被害。
  • 社会課題への対応不足。
所感

 同社は、建物保証・再エネ機器保証等の住宅領域での補償展開を基幹ビジネスとして推進するも、中期的には、住宅以外の領域への補償展開も加速させる。また、積極的投資を行ってきたデジタル開発基盤を活かしつつ、SaaS事業の強化およびFinTech事業の開発に注力し、アフターサービスDXを幅広い業界で展開することで、更なる企業成長を目指す。同社の今後の展開が注目される。

  • 挑戦度☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆

事業計画および成長可能性に関する事項について

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

関連記事

Random

  1. 丸一鋼管が建築用鋼製下地材の㈱佐藤型鋼製作所の株式取得(子会社化)を発表

  2. インフォメティスが事業計画及び成長可能性に関する事項(2024年12月)を発表

  3. 京成電鉄が総合小売のイオン㈱との資本業務提携を発表

  4. MRTが医師向けプラットフォームのシンガポールDOCQUITY HOLDINGS PTE. LTDとの資本業務提携を発表

  5. 西華産業が中期経営計画「VIORB2030 Phase1」を発表

  6. 富士ソフトが流通小売業向けシステムの㈱ヴィンクスに対する公開買付けの開始を発表

  7. マブチモーターが工業用プラスチック製品製造のオービー工業㈱の株式取得(子会社化)を発表

  8. オープンアップグループが技術者派遣のUTコンストラクション㈱及びUTテクノロジー㈱の株式取得(子会社化)を発表

  9. オーテックが資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表(2023年9月)

  10. ジェイフロンティアがヘアブラシ・ヘルスケア関連商品販売の㈱ジャスティの株式取得(子会社化)を発表

Random

  1. メタリアルが事業計画及び成長可能性に関する事項(2025年1月)を発表

  2. 全国保証が信用保証のちば興銀カードサービス㈱の株式取得(子会社化)を発表

  3. スマレジが中期経営計画の上方修正を発表(2023年9月)

  4. 丸一鋼管が建築用鋼製下地材の㈱佐藤型鋼製作所の株式取得(子会社化)を発表

  5. 日本ヒュームが「日本ヒュームグループ中期経営計画「23-27 計画R」」を発表

TOP