triplaがインドネシア宿泊施設向けインターネットサービス開発運営のPT. SURYA JAGAT MANDIRIの株式取得(子会社化)を発表

概要

 tripla㈱(東証GRT5136)は、2023年9月13日、子会社管理のBOOKANDLINK PTE. LTD.及び同子会社で宿泊施設向けインターネットサービスの開発・運営を手掛けるPT. SURYA JAGAT MANDIRI(2022年12月期純資産▲1,262,819千IDR、総資産5,415,567千IDR、営業収益6,484,387千IDR、営業利益▲2,294,815千IDR)の株式を取得し子会社化すると発表した。

狙い

 PT. SURYA JAGAT MANDIRIは、インドネシアのバリ島を拠点としてホスピタリティ・ソリューション事業を行っており、主としてインドネシアの宿泊施設向けに、チャネルマネージャー「CHANNELKU」、予約エンジン「BOOKINGKU」等を開発、販売している。チャネルマネージャー「CHANNELKU」は、Traveloka、PegiPegi等の現地OTA(Online Travel Agent)と連携し、導入施設数は合計 2,616 施設(2023年7月末時点)であり、現在もその施設数は順調に拡大を続けている。同社は、PT. SURYA JAGAT MANDIRIを買収することで、インドネシア市場に進出し、日本、台湾、韓国で展開している「tripla Book」を PT. SURYA JAGAT MANDIRIのインドネシアの顧客向けに展開する。また、同社新サービスとして、チャネルマネージャーをtripla Channelとして海外で販売することを計画しているが、PT. SURYA JAGAT MANDIRIのチャネルマネージャーの技術、OTA連携先といった競争力を用いることで、tripla Channelの競争力強化を図る。

所感

 同社は、各サービスの導入施設数を重要指標とし、新規施設の増加及びクロスセルを進めている。また、台湾を皮切りに、中⾧期的にはAPACへ販路を拡大する方針を打ち出している。本件M&Aは、同社サービスの導入施設数を倍増させる取り組みであり、また、インドネシア進出により同社海外戦略が加速する等、同社の更なる飛躍が期待される。

  • 挑戦度☆☆☆
  • 戦略度☆☆☆
  • 期待度☆☆☆

BookandLink社の株式取得及び第三者割当による新株式発行(現物出資)に関するお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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