概要
㈱キユーソー流通システム(東証STD9369)は、2025年1月10日、2028年11月期を最終年度とする4カ年計画の「第8次中期運営計画(2025-2028)」を発表した。
2028年11月期の数値目標は、売上高2,100億円(2024年11月期実績1,951億円)、営業利益73.5億円(同55億円)、ROE6.0%(同3.9%)、とした。
施策
- 国内事業の整備:物流基盤の拡充と効率化を目指し、物流サービスの再整理、拠点再構成、配送モードの強化を推進する。利益改善施策として、原価上昇への適正料金対応、温度管理物流の新分野開拓、新規顧客獲得を図る。事業セグメントの再編を通じ、ポートフォリオ最適化と効率的な事業推進を目指す。
- 新領域の拡充と更なる開拓:新規事業の開発体制を整備し、物流関連の技術や仕組みに関する事業の探索を行う。また、海外においてもスピード感ある成長に向け人材など経営資源の拡充を図る。
- 経営基盤の強化:採用と育成、サステナビリティ経営、資本政策などにより、経営基盤の強化を図る。
所感
同社は、本中期運営計画のテーマを「物流の持続性確保と新たな価値創出」とし、国内事業の整備や経営基盤の強化を行いながら、新領域の拡充や更なる開拓による成長を目指す。新規事業や物流周辺領域のM&A等今後のアライアンス施策含め、同社の今後の取り組みが注目される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
グループビジョン2036と中期経営計画(2025-2028年11月期)
以上