概要
ヤマエグループホールディングス㈱(東証PRM7130)は、2023年5月10日、2026年3月期を最終年度とする3か年の新中期経営計画「Progress Go’25(2023-2025年度)」を発表した。
2026年3月期の数値目標は、売上高7,200億円(2023年3月期実績5,879億円)、経常利益180億円(同121億円)、ROE10%以上、とした。
施策
- ガバナンス強化:ホールディングス機能強化、グループのガバナンス強化、迅速で機動的な意思決定ができる組織への変革。
- サステナビリティ戦略:一次産業への更なる取り組み強化(生産から販売機能まで有した企業グループへの進化)。
- M&A戦略:事業ポートフォリオの変革による事業多角化(新規事業およびBtoC事業拡大検討)、グループシナジー最大化の追求、海外事業への更なる挑戦。
- エリア・物流戦略:事業エリアの戦略的拡大(関東以北エリアから全国へ)、自動化・AIを駆使した省人化の加速と次期基幹システム構築による物流DXの推進、エリア拡大に向けた物流機能強化。
所感
同社は、本中期経営計画期間において、M&Aおよび新規事業に関する成長投資と設備投資やDX投資に関する効率化投資の合計900億円の投資を予定。具体的には、M&A450億円(事業の多角化やシナジー最大化を追求)、新規事業50億円(事業ポートフォリオ変革とBtoC事業拡大検討)、設備投資350億円(エリアおよび事業拡大に向けた物流機能強化等)、DX投資50億円(DXを駆使した物流センター等の省人化と効率化を推進)。同社は、日本ピザハット・コーポレーション㈱を買収しBtoC事業に参入するなど、事業フィールド・エリアの拡大を加速させている。同社の更なる飛躍が期待される。
以上
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