概要
㈱歯愛メディカル(東証STD3540)は、2024年11月15日、インナーウェアのインターネット販売及び直営店舗「SHIROHATO」運営を手掛ける㈱白鳩(東証STD3192、2024年2月期純資産額2,082百万円、総資産額5,760百万円、売上高6,372百万円、営業利益▲6,533百万円)を連結子会社化することを目的とする一連の取引の一環として、白鳩の普通株式を公開買付けにより取得することを決定したと発表した。
狙い
- 歯愛メディカルの顧客網活用による販路拡大:国内Eコマース市場は競争が激化していることから、歯愛メディカルや子会社の㈱ニッセンホールディングスが持つ豊富な顧客網を活用することで、白鳩が差別化を図るために必要なプライベートブランド商品の認知向上と販売拡大を図る。
- 相互の通販事業資産及び設備の活用による顧客サービスの向上:歯愛メディカル及び白鳩は、それぞれの本社建物に最新鋭の設備を持つ物流機能を有している。物流クライシスと称される物流業界全体の課題と通販事業におけるサービスの多様化に対応すべく、相互の物流拠点を有効活用することで、配送リードタイムの短縮や配送及び梱包資材のコスト削減による顧客に対する送料負担の軽減など通販事業における顧客サービスの向上を図る。
- 白鳩のEコマース事業の知見活用による業務集約と効率化:白鳩はEコマースにおける各プロセスを内製化していることから、白鳩が有するスタジオにて撮影する商品画像や商品説明のコンテンツ制作の知見を活用することで、歯愛メディカルやニッセンホールディングスの通販業務におけるコンテンツ制作を集約、効率化すること、具体的には、商品画像撮影や加工、商品説明の制作編集における品質の標準化と作業効率向上を図る。
- 相互人材交流を通じた相互の顧客層をターゲットとする商品開発:歯愛メディカル及び白鳩は通販事業という点においてビジネスモデルが類似しているため、相互人材交流を行うことにより両社が独自に蓄積してきたノウハウの共有を図る。それに伴い、歯愛メディカルがBtoB事業の一環として行う女性向けアパレルの通販及びニッセンホールディングスを通じて行うBtoC通販事業と白鳩の行うBtoC通販事業における主な顧客層が女性であることから、歯愛メディカルの顧客ニーズと白鳩の商品企画力を組み合わせた商品開発を行うことで、競合他社との差別化を図るとともに、「女性のライフスタイルを支えるEC店舗」としてのブランディングを図る。
- 歯愛メディカルや子会社とのスケールメリットによるコスト削減:歯愛メディカルやニッセンホールディングスと共同での商品開発や、備品等の購買においてのスケールメリットにより、白鳩のコスト削減を図る。
所感
歯愛メディカルは、経営理念として「先生とその患者さんに喜ばれたい。更に社員、取引先に喜んでもらえる会社になりたい。」を掲げ、歯科医院や歯科技工所を中心に、各種医療機関への歯科関連製品や医療現場に必要な商品の通信販売等を展開。本件M&Aは、歯愛メディカルの女性向け商材の通販事業拡大に資する取り組みであり、歯愛メディカルの今後の成長が期待される。
- 挑戦度☆☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
株式会社白鳩株券等(証券コード:3192)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
以上