交換できるくんと神島化学工業|発想の業務提携M&A

概要

 ㈱交換できるくん(東証GRT7695、2024年3月期純資産1,278百万円、総資産3,186百万円、売上高7,565百万円、営業利益328百万円)と、神島化学工業㈱(東証STD4026、2024年4月期純資産11,909百万円、総資産29,747百万円、売上高25,974百万円、営業利益2,117百万円)の両社が、業務提携したと仮定した場合に想定される具体的な提携効果について検討する。

交換できるくんの事業内容
  • 住宅オーナーの住宅設備機器の故障や劣化などによる機器交換時のニーズに対して、住宅設備機 器と工事をセットで販売するeコマース事業を展開。
  • 大規模リフォームは行わず、住宅設備機器の交換事業に特化。
  • 具体的には、キッチン、トイレ、洗面室、浴室、エアコン、ディスポーザーのような住宅設備機器について、Web媒体「交換できるく ん」を通じて顧客から注文を受け、訪問による取付け工事を行う。
神島化学工業の事業内容
  • 建材事業:住宅及び非住宅、ビル用不燃建材として、住宅及び非住宅窯業サイディング、軒天、破風板、耐火パネル等の製造、販売。
  • 化成品事業:酸化マグネシウム、難燃水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、セラミックス製品等の製造、販売。
想定される提携効果
  • 新規顧客獲得:交換できるくんの販売力(eコマース)と神島化学工業の製品力(高級軒天ボード、耐火パネル、外壁材等)を組み合わせることで、新市場への進出(交換できるくん)や新規顧客へのアプローチ(神島化学工業)が可能になる。
  • 製品開発の強化:交換できるくんが有するマーケティング力や顧客ニーズ把握力と、神島化学工業の化学技術や製品開発力を組み合わせることで、新製品や新技術が開発される可能性がある。具体的には、耐熱性や耐久性に優れた窯業系の交換用部品や素材(特に、キッチン周り)、次世代断熱材等の開発が期待される。
  • 環境対応型素材:交換できるくんのバリューチェーンと神島化学工業のバリューチェーンを融合することで、住宅機器等のリサイクルモデルを確立し、排ガスCO2の固定化と資源循環型製品の開発、提供が期待される。
所感

 交換できるくんは、工事対応エリアの拡大、BtoBマーケットの強化に加え、サービス領域を軒天や外壁分野まで広げることで、更なる成長が期待される。一方、神島化学工業は、BtoCマーケットという新たな商流を確保することで、価格交渉力や価格競争力の強化が期待される。両社の今後の取り組みが注目される。

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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