概要
KeePer技研㈱(東証PRM6036、2025年6月期純資産18,042百万円、総資産24,826百万円、売上高23,093百万円、営業利益7,098百万円)と、スマートドライブ㈱(東証GRT5137、2025年9月期純資産1,146百万円、総資産2,394百万円、売上高2,878百万円、営業利益390百万円)の両社が、業務提携したと仮定した場合に想定される具体的な提携効果について検討する。
KeePer技研の事業内容
- カーコーティング、洗車用ケミカルと機器等の開発・製造・販売。
- カーコーティング技術認定店「キーパープロショップ」の展開。
- カーコーティング&洗車の専門店「キーパーLABO」の運営。
スマートドライブの事業内容
- ハードウェアやアプリケーション、テレマティクスサービス等の開発・提供、およびデータ収集・解析。
- クラウド⾞両管理、法令遵守、安全運転管理、⾞両に係る各種業務のDX化、モビリティデータの分析などの各種サービスを提供。また、左記各種サービスを、リース会社‧⾃動⾞メーカー‧保険会社等のアセットオーナー企業にOEM提供し、アセットオーナーの既存顧客に向けて各種サービスを共同販売。
想定される提携効果
- 車両データ×カーケアの融合:スマートドライブのデータプラットフォームを用い、KeePer技研の施工履歴や車両状態・ユーザーの運転データ等を分析・可視化することで、顧客への高度なコーティング提案や予防メンテナンス提案が可能。例えば、走行距離・使用環境に応じて最適なコーティングプランや効果推奨タイミングを通知するサービス等、データ駆動型カーケア体験が生まれる可能性。
- 顧客接点の拡大と新規収益源の獲得:スマートドライブの法人顧客(物流企業等)がKeePer技研のサービスチャネル(全国拠点)を活用できる可能性。反対に、KeePer技研の顧客基盤(個人・業者)に対しスマートドライブのデータサービスを提案。クロスセル機会を創出。
所感
KeePer技研とスマートドライブの提携は、KeePer技研の「車両の美装・ケアという物理的価値」と、スマートドライブの「移動データを活用したDX価値」を融合することで、新たな顧客価値を共創できる可能性が高い。将来的には、両社でリアルタイム運行データの活用・顧客行動分析・需要予測などを行えば、顧客の車種・走行パターンを基にしたコーティング最適提案のみならず、モビリティデータに基づく店舗展開戦略の精度向上等も期待できる。両社の今後の取り組みとアライアンス施策が大いに注目される。
以上