概要
㈱ハウテレビジョン(東証GRT7064)は、2025年4月21日、事業計画及び成長可能性に関する事項を発表した。
事業内容
- 新卒サービス:主に国内又は国外の難関大学に所属するプロフェッショナル志向の強い優秀な新卒学生向けキャリアプラットフォーム「外資就活ドットコム」の運営。外資系企業や国内の入社難易度の高い企業の採用情報やインターンシップ情報等を掲載。優秀な学生を採用したい国内外企業に対し、「外資就活ドットコム」に企業情報の掲載、登録会員に対しアプローチする権限の付与サービスを提供。
- 中途サービス:「世界で通用する人材を育み未来を創る」をコンセプトに、コラム、ケーススタディ、業界研究などを通じて登録会員である若手社会人のスキルアップやキャリア観構築をサポートすることを目的とする若手社会人向けリクルーティング・プラットフォーム「Liiga」を展開。同時に、転職サービスとして機能。
- RPOサービス:顧客のエンジニアの採用領域において、ダイレクト・リクルーティングの戦略設計、スカウト代行を中心に、コンサルティング・サービスを提供するRPO(Recruitment Process Outsourcing)サービスを展開。
強み
- サービスのポジショニング:グローバルプロフェッショナルを目指す若手ハイクラス層を抱える独自のポジショニング。
- 新卒サービスの会員属性:難関大生に高いシェアを有する。会員は平均TOEICスコア787点で理系学生・院生も多い。
- 中途サービスの会員属性:若手ハイクラス人材に高いシェア。会員の6割が年収600万円以上。
- 独自のプラットフォーム(会員獲得):独自の集客エンジンとユーザー滞留の仕組みにより、グローバルプロフェッショナルがアクティブな状態で蓄積されていく、ユーザーストック型プラットフォーム。
中期経営計画
2026年1月期の数値目標は、売上高2,750百万円(2025年1月期実績2,167百万円)、営業利益50百万円(同402百万円)、とした。
リスク
- 他社との競合:同社の事業領域においては多くの事業者が事業展開をしており、他の事業者との競合激化や、競合事業者が提供するサービスに対し十分な差別化が図れなかった場合、同社の事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性。
- 特定サービスの依存:·同社のキャリアプラットフォーム事業は「外資就活ドットコム」に大きく依存した事業となっている。同サービスに支障が生じた場合には、同社の事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性。
- 個人情報保護:同社は多数のユーザー・取引先・従業員等の個人情報を保有。そのため、万が一個人情報の漏洩が発生した場合には、同社に対する損害賠償請求や社会的信用の失墜により、同社の事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性。
- 同社サービスのシステムの安定性:同社の事業はシステムの安定稼働が、業務遂行上必要不可欠な要素であり、同社が予期せぬシステムの中断・停止(アクセス急増・ウイルス・人的過誤や破壊・自然災害等による)が、同社の事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性。
- のれんの減損:同社は、外部成長戦略に伴い対象会社の株式取得を行っており、のれんが発生している。取得会社の将来の収益性が低下した場合には、のれんの減損損失を計上する必要があるため、同社の事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性。
M&Aニーズ
- HR:人事コンサルティング、RPO(採用代行)、ATS(採用管理システム)、適性検査等の人事・採用関連サービス、副業・業務委託の支援、ハイクラス人材を対象とした人材紹介サービス、オンラインプラットフォーム。
- ライフスタイル:スキル向上プラットフォーム(語学学習・海外大学/大学院への留学・社会人向けビジネススクール)、高所得者向けマッチングサービス(ハイクラス人材の恋愛・結婚)、ウェルスマネジメント(金融商品・不動産等の資産形成、育児幼児教育・幼小中学受験)、旅行、スポーツ等の趣味、別荘等の余暇活動。
- テクノロジー:プロダクト(マッチング精度の高度化レコメンデーションの高度化サイバセキュリティ生成系AIの活用)、エンジニア志望学生への機会提供(SES/受託開発企業、コーディング試験対策、競技プログラミング)。
所感
同社は、「全人類の能力を全面開花させ、世界を変える。」をミッションに掲げ、キャリア領域を中心に、ユーザーのライフタイムを通じて利用できるプラットフォーム運営を展開。採用企業向けの掲載型および配信型の両面で戦略的なマーケティング・営業活動を強化し、顧客層・顧客数の拡大と単価向上を目指す。同社の今後の成長が期待される。
- 挑戦度☆☆
- 戦略度☆☆
- 期待度☆☆
以上