三陽商会が中期経営計画(2026年2月期~2028年2月期)を発表

概要

 ㈱三陽商会(東証PRM8011)は、2025年4月14日、2028年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(2026年2月期~2028年2月期)を発表した。

 2028年2月期の数値目標は、売上高700億円(2025年2月期実績605.3億円)、営業利益50億円(同27.2億円)、ROE10.7%(同10.0%)、とした。

施策
  • 売上高の確保:新規出店、インバウンド売上回復、EC専用ブランドのローンチ等により、前年差20億円の増収を計画。
  • 粗利率の改善:調達原価率抑制、インベントリーコントロール強化、プロパー販売比率改善等の施策を継続推進。2026年2月期は粗利率63.2%を目指す。
  • 販管費のコントロール:新規出店/EC専用ブランドのローンチ等の成長投資、社員還元強化により販管費は増加し、売上連動の販売手数料を含め前年差+11.1億円の362億円を計画。
  • チャネル戦略:百貨店は主販路として出店強化の一方、その他の販路の成長により百貨店構成比を逓減直営店も拡大方針、ECはプロパーサイト化と実店舗との相互補完体制確立を目指す。
  • 商品力と販売力の強化:商品力については商品の「イノベーション」と「グレードアップ」を継続実施販売力は顧客接点強化によるカスタマーエクイティの向上等を実行。
M&Aニーズ
  • 新たな商標権の取得
  • EC専業アパレル
  • FB(ファッションビル)・SC(ショッピングセンター)・専門店を主販路とするブランド
  • コスメ
  • 雑貨
  • 子供服
  • クリエイターブランド等
  • その他企業価値向上に資する案件
所感

 三陽商会は、「高い価値創造力と強靭な収益力を併せ持った、またサステナブルな社会の実現に貢献することができる、エクセレント・カンパニーを目指す」ことをビジョンに掲げ、百貨店向け紳士服・婦人服及び装飾品の製造販売を中心にアパレル事業を展開。同社は、前中期経営計画のオーガニック成長施策を継続するとともに、本中期経営計画では、M&Aを活用し、コスメや雑貨をはじめとする新たな事業領域への拡張を掲げている。同社の今後のM&Aを含むアライアンス施策が注目される。

  • 挑戦度☆☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆

中期経営計画(2026年2月期~2028年2月期

以上

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