ID&Eホールディングスが「ID&Eグループ中期経営計画 Building Growth 2027」を発表

概要

 ID&Eホールディングス㈱(東証PRM9161)は、2024年8月14日、2027年6月期を最終年度とする3か年の中期経営計画「ID&Eグループ中期経営計画 Building Growth 2027」を発表した。

 2027年6月期の数値目標は、売上収益1,980億円(2024年6月期実績1,589億円)、営業利益180億円(同141億円)、ROE12%(同11.3%)、とした。

施策
  • 成長に向けた改革:事業の持続可能性の強化や複合化するニーズへの対応のため、民間市場における同社のソリューションへのニーズは高まっており、さらなる成長が見込める民間市場への本格参入を目指し、改革を進める。また、事業ポートフォリオマネジメントの強化により、経営資源の最適化を図る。
  • マトリクス経営の展開:持株会社体制のもと、地域軸でのグループ経営を早期に軌道に乗せ、各地域における事業ポートフォリオの最適化と収益の最大化を目指す。
  • 人財・技術の進化:同社のブランドおよびクオリティの源泉である「人財」については、人財育成のための共創プラットフォーム「ID&Eグローバルアカデミー」を軸にタレントマネジメントや教育研修等をさらに強化するとともに、DE&IおよびWell-being経営を推進する。「技術」については、グループ横断による新技術の開発および実装化に取り組み、業務効率化、新たなビジネスの創出、顧客満足度向上を目指す。
所感

 同社は、2023年7月に総合建設コンサルの日本工営㈱が持株会社化して誕生。同社は、コンセプトを「共創。限界なき未来に挑む」とする長期経営戦略「ID&Eグローバル戦略2030」において、2030年6月期の数値目標を売上収益 2,500億円、営業利益250億円、営業利益率10%、ROE15%に設定、社内および社外の多様なパートナーとの「共創」を通じ、知の探究と技術の革新・統合により新たな価値を提供し、人々が豊かさを実感できる社会の実現に貢献する企業グループを目指している。同社の今後の取り組みが注目される。

  • 挑戦度☆
  • 戦略度☆☆
  • 期待度☆☆

ID&E グループ中期経営計画 Building Growth 2027 策定のお知らせ

以上

株価算定・企業価値評価で全国対応の三澤公認会計士事務所

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